ブラッドショーにはなれなくて。

お金ないし、クローゼットはガラガラ。想像以上に"リアル"なアラサー女。

小三、雨の日のあの景色

小さな私。助手席はいつも兄に譲らない。

ハンドルを握り集中する母の横顔。

フロントガラスを強く打つ雨。最速で動くワイパー。

オールディーズミュージックが流れる。地面にはヘッドライトの照り返し。

小3の9月〜12月の3ヶ月、毎週金曜のお楽しみ。

単身赴任の父が住む街まで車で2時間のドライブ。

途中の小さな街にある商業施設が好きだった。夕飯とクレープを食べるのが楽しみだった。

何度も繰り返されたはずなのに、鮮明に残るのは雨の日の光景だ。

なぜこれほど強烈に記憶に残っているのは分からない。

弁護士と私

海外ドラマが趣味だから、何となくイメージできていた。

その人たちは若かりし頃に勉強漬けのキツい日々を過ごしたけれど、今ではエリートでお金持ち。

仕事は責任が伴い激務だけれど、華やかで景色の良い世界に身を置く。

多くの一般人は彼らを見て「私とは違う世界で成功している人」と思わざるを得ない。

その人たちがどれだけ親身に接してきても、感じる雲の上っぽい感じは拭えない。

 

でもね、実感なんてしたことなかった。現実で出会ったことないしドラマの中だけでのイメージであって。

だけどようやく初めて思い知ったんだ、今日。

弁護士さんと話し合いをして、正面から見て、努力家した人としていない私はこうも違うのかと思い知らされた。

 

学生時代から努力を怠り、今日までぬるぬると生きた私。

かつて夢見た大人はもっと収入が高いはずだ!なんて悶々としていたけど、努力をしなかったらそれは当然のこと。

なのに私は見たくないもの(低収入)に蓋をして、身の丈に合わない上質な買い物をした。

そうすることで感じられる"夢見た大人になれたような錯覚"が自尊心を満たした。

 

自分は低収入で細々と生きていく柄じゃないだなんて、見栄だけは弁護士級。

こんな自分を買い被った大馬鹿者の話が自分のことだなんてあまりに恥ずかしい。

 

なんでもっと早く気づかなかったんだろう。

なんで簡単な計算ができなかったんだろう。

なんで当たり前の生活ができなかったんだろう。

考えてもキリがない。どれもこれもスッカスカの見栄を張った代償だ。

 

戻れるなら伝えたい。

「あなたへ。それだけ苦しい思いをしているのに、まだ夢見た大人にすがりつくのかい。

高級が上質ってわけじゃないんだよ。

その生活はね、結局あなたを夢見た大人から程遠い位置に連れて行くよ。

あなたは30歳を目前に弁護士にお世話になるんだよ。」

なんてね。

 

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ここを底にして"良い暮らしの始まり"に出来るのか、

それとも更に転落し続けて"悪い暮らしの続き"とするのかは自分次第。

でもきっと這い上がれる!もう一人きりで抱え込まないと決めたから。

(正直今までのことあるから自分を信じきれていない。不安で潰れそう。でも自分が信じなきゃ誰が信じるんだよ!って言い聞かせるよ。)

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依存症記念日

私の頭はあれに似ている。ヴェルタースオリジナルの甘い飴。中身がとろけるあの飴。

頭蓋骨で守られ何とか型を保っていても、中身はドロドロ。

溶けきって正しく機能していない。

昔からうっすら分かってた、頭の何かが正常じゃないって。

友達には出来る普通の生活が、私には何故かとても難しいってね。

 

自活を初めて10年。

自分の弱さに蓋をして、綺麗で完璧な自分を演じた。

かつて思い描いた大人像に近づこうとして、誤った道を進み続けた。

身の丈に合わない生活を無理をして続けたのは、小さい世界で小さい優越感に浸りたかったからだと思う。

靴底はゆっくりゆっくりすり減った。今、ヒールが折れる音がした。

 

もう認めよう、私は依存症。

一昨日気づいた。まだ病院は行ってない。

でも紛れもなく私は100%、依存症。

進行性の病気なんだって。一人では治せないってさ。

一人で抱え続ければ、いつの間にか家族にしがみつき巻き添えにしながら沈むらしい。

 

弱さを認める時が来た。

恥を忍んで人様の力を借りるときが来たんだ。

家族を困らせたくない。家族は救命浮き輪じゃない。

家族から安らげる生活を奪わないとここで誓うよ。

 

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今の私が「誓う」だなんて。

ふふ。なんて胡散臭いんだ。

消そうと思ったけど、まあ残しとこうか。

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幾度となく繰り返す過ち

 

大好きな店の大好きなラム肉。

いつもの様に頬張るけど美味しいと感じない。

やっぱりそうか。理由は分かってる。

 

同僚Aから何度も食事に誘われる。

嬉しい。ありがたい。でも行かない。

愚痴になるのは目に見える。

 

今日も定時でエレベーター。

小走りで来たAからまた誘い。

嬉しい。ありがたい。でも行かない。

 

「じゃあ今晩ちゃちゃっと食べない?」

エレベーターで轟くだみ声。出たな妖怪、根気の固まり。

軽い口調だけど100kgに感じる。

 

そして、そうここ。だいたい私はここらで負けるってこと。

 

好きな食べ物でもごまかせない。

乾杯もせず早速他人を話題にする奴との時間。

そして来てしまった自分、へえへえいいながら聞いている自分。

何食べたってマズいんだ。

 

 

パンツ穿かない。

26歳。ちょっと髪が派手な普通の会社員。土日祝休み。

部屋ではパンツ穿かない。下の毛は床に落ちるけど気にしない。

人間関係の維持が面倒だから彼氏ナシ。これは見栄じゃない。

今日も部屋から出ていない。手慣れた手つきで出前館を操作するの。

一目みて

HATENAブログのデザインに一目ぼれして、ブログ移設します。

特に縦書きのデザインが気に入りました。縦書きのデザインだと自分が小説を書いている気分に浸れるし、自分の人生がドラマの様に感じられるので好きです。

頻繁に移設をするので今まで書き溜めた文章が消えないように以前のブログのURLを書き留めます。

 

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